金融庁の求めるセキュリティ基準を
クリアするためのクラウド活用

ー Azure Virtual DeskTop 導入によるリモートワーク環境の構築 ー

清流監査法人様が、金融庁の厳格なセキュリティ要件を満たしつつ、リモートワークに徹した柔軟な業務環境を構築するために選んだのは「Azure Virtual DeskTop = (以下AVD)」でした。
クラウド環境への不安を抱えながらも、導入前のPoCを通じて懸念を払拭し、AVDを活用した業務基盤の刷新に成功された経緯と、導入によってもたらされた成果について、同監査法人の総括代業者/公認会計士の加悦正史氏と総務を担当されている石岡広美氏のお二方にお話をお伺いいたしました。

金融庁の求めるセキュリティ基準をクリアするためのクラウド活用

清流監査法人:統括代表社員/右から、公認会計士:加悦正史氏、総務担当:石岡広美氏

どのような課題を抱えていましたか?

当事務所では、金融庁の求めるセキュリティ基準を満たしながら、リモートワークを導入する必要がありました。しかし、従来の環境ではVPNの接続が不安定で、在宅勤務中にシステムが途切れることがありました。また、オンプレミス環境での端末管理は煩雑で、情報漏えいのリスクに対する懸念も常にありました。
特に、スタッフが増えるにつれてIT環境の管理が負担になり、セキュリティと利便性を両立させる方法を模索していました。

クラウド環境への移行に対して、不安な点はありましたか?

正直なところ、クラウド環境に完全に移行することには不安がありました。特に、これまで利用しているアプリケーションが仮想デスクトップでは利用できないものもでてくるのではないか、業務に影響が出ないか、スタッフがスムーズに新しいシステムに適応できるかが心配でした。
また、AVDは新しい技術だったため、導入後にどの程度の運用負荷がかかるのかも未知数でしたね。

事前にPoC(概念実証)で様々な不安を払拭。さらに、リソースの最適化でコスト管理も適正に

それでもAVD導入を決めた理由は何だったのでしょうか?

決め手は、金融庁の求めるセキュリティ基準をクリアできることと、VPNに頼らずどこでも安全に業務ができる点でした。
クラウド上の仮想デスクトップなら、端末にデータを残さずに済み、情報漏えいのリスクを低減できますし、Microsoft 365との連携で業務効率の向上も期待できました。また、これまでの仮想デスクトップサービスとは異なり、ひとつのマシンを複数ユーザーで共有できるマルチセッションが利用できる点もコスト削減で効果的だと考えました。
AZPowerさんが事前にPoC(概念実証)を実施し、導入前に環境をテストできたことも安心材料になりました。

実際の導入時には、どのような課題がありましたか?

導入時にはいくつかの問題に直面しました。まず、AVDの操作が従来の環境と若干異なるため、スタッフから戸惑いの声が上がったことです。
例えば、ローカル環境とクラウド環境の違いに慣れるのに時間がかかったり、一部の業務アプリの動作に微調整が必要だったりしました。また、AVDのコスト管理も当初の課題の一つでした。
クラウド環境は柔軟に拡張できる反面、使い方次第ではコストが膨らむ可能性があると感じました。ただ、AZPowerさんのアドバイスを受けながら、不要なリソースの最適化を進めることで、結果的には適正なコストに抑えることができました。

どこからでもオフィスと変わらない環境が利用できるので、業務上の生産性が向上

AVDを導入して、どのような変化がありましたか?

まず、セキュリティ面の課題が一気に解決しました。金融庁が求める基準を満たす環境を構築できたことで、クライアントからの信頼もさらに高まりました。また、VPNを使用せずにスムーズに業務ができるようになり、ストレスが大幅に軽減されましたね。端末管理もIntuneを活用することで簡単になり、データの一元管理が可能になったことで、端末ごとのリスクを最小限に抑えられるようになりました。
さらに、導入してみると、思った以上に業務の生産性も向上しました。どこからでもオフィスと変わらない環境で仕事ができるのは大きなメリットで、出先でも業務の継続がスムーズに行えるようになりました。
ただ、一方でAVDの導入に伴い、これまでの業務フローを見直す必要があったことも事実です。例えば、ファイルの管理方法をクラウド環境に最適化したり、スタッフのリテラシーを向上させるためのトレーニングを実施したりする必要がありました。クラウドならではの利便性がある反面、新しい運用ルールに慣れるまでには少し時間がかかりましたが、徐々に適応できるようになり、今ではスムーズに運用できています。

AVD導入が事務所の業務やビジネスにどのような影響を与えましたか?

当事務所のセキュリティ対策について自信を持って説明できるようになりました。お客様に対して、どのようなセキュリティ施策を講じているのかを明確に伝えられるようになり、安心してご依頼いただける環境を提供できるようになったと感じています。
また、スタッフの働き方も柔軟になりました。AVDを使えば自宅や外出先からでもオフィスと同じ環境で仕事ができるので、リモートワークが本格的に定着しましたね。ただ、やはりインターネット環境に依存するため、通信環境が不安定な場所では作業効率が落ちるという課題もあります。クラウドの特性上、これはある程度仕方がない部分ですが、今後の課題として認識しています。

業務へのAI活用や、更なる自動化を進め、作業効率を向上させたい

今後、AVDをどのように活用していきたいと考えていますか?

今後は、AIの活用や業務のさらなる自動化を進めたいと考えています。例えば、AVDとMicrosoft 365をより密接に連携させて、会計データの管理や分析をより効率化できるようにしたいですね。AIによる文書作成の自動化や、作業効率を向上させる機能の活用にも期待しています。

会社情報

〜 清流監査法人 〜

清流監査法人
「お客様から信頼を得ること」を企業理念とし、誠実かつ高い倫理観をもって、監査業務に取り組まれている監査法人です。大手監査法人で豊富な実績経験を積まれた少数精鋭の公認会計士で構成されており、企業規模や監査リスクに応じた柔軟かつ高品質な監査を提供。監査の現場では、自らがクライアントに深く関与し、経営課題や成長ステージを踏まえた実践的なアドバイスを行う点が特長です。 監査の過程で得られた知見をもとに、財務報告や内部統制に関する改善提案を積極的に行うことで、クライアント企業の健全な成長に貢献されています。
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  • 株式上場を目的とする金融商品取引法に準ずる財務諸表監査
  • 任意監査(法廷監査以外の財務諸表監査)
所在地

〒107-0052
東京都港区赤坂2-18-3 三葉ビル

設立

2010年

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